2011年7月30日土曜日

iQのような顔立ちの中国産ソーラーEV


欧米車、日本車などのコピーのようなデザインのクルマがあふれかえる中国。この黄色いクルマ「GS-dj01」はiQに似ている。ボディーサイズも全長3180×全幅1680×全高1480mmと、iQの全長2985×全幅1680×全高1500mmにほぼ一緒だ。これは、中国山東省維坊に本拠を置く、1996年に設立されたソーラー関連の開発をおこなう新興企業の維坊グアンシェン・ニューエナジー社がつくったもの。しかし、本物より早くEVとして商品化したところは評価できる。出力は5psと低いが、車重350kgという軽量設計。そしてルーフに装備されたソーラーパネルのおかげで、航続距離150kmを実現。最高速は48km/h。中国国内だけでなく、欧州にも販売していきたい考えのようだ。

2011年7月28日木曜日

F1もピットレーンでは静かにEV走行!?



F1の統括団体FIA(国際自動車連盟)が発表した2014年からの新規定案が物議をかもしている。EVやPHVなど全盛期に突入した今、モータースポーツとそれらの関わりの問題は、これから増えて行くのかもしれない。
今回の2014年新規提案は、F1のピット内走行をEVモードに限定するというもの。ピットレーン入口からガレージ、出口にいたるまでガソリンエンジンの使用が許されない。
これに対してフェラーリチームのメカニックドメニカリは、ピットレーンが静かになるようなことがあればF1は何らかの「情熱」を失う恐れがある。また、クルマが全く音を立てない状態ではピットでの作業の安全性に問題も出るのではないか、とコメント。
確かに街中でもEVやPHVの走行音の静かさは、歩行者への安全配慮で、ときたま問題になるポイントだ。
2014年までにはまだ時間がある。存分に議論されるべきところだろう。

ソースはtopnews

2011年7月27日水曜日

中国の日産、東風日産乗用車公司が自主ブランド「啓辰」のEVを2015年までに発売

【日産中国中期計画】自主ブランドのEVを中国で生産・販売
中国で乗用車の開発、生産、販売をおこなっている東風日産乗用車公司。自主ブランドとして展開している「啓辰」(ヴェヌーシア)から、2015年までにEVを生産販売することを発表した。湖北省武漢市や広東省広州市のモデル都市プログラムと共同で、EVの導入環境を研究する。日米欧でのリーフの販売を経て得た経験を、中国に応用して展開する。

2011年7月24日日曜日

経済産業省のEV,PHVまとめページ



経済産業省が公開しているウェブページ「EV・PHVプラットフォーム」。EV・PHVとは何かという説明にはじまり、各地の取り組みをアクションプラン、マスタープラン、ベストプラクティス集の3項目にわけて紹介している。他に、充電設備や、税制や補助金制度についての解説などもあり、EV・PHV関連の一大まとめサイトだ。イベント情報などもチェックできる。

過去にこのブログでも紹介した、スマートシティー化計画の進む各都市も含む、EV・PHVタウン推進アクションプランに取り組む各地のまとめを見ることができる。平成21年3月に選定された、第一期EV・PHVタウンは、愛知県、青森県、神奈川県、京都府、東京都、長崎県、新潟県、福井県。平成22年12月に選定され、今年度にマスタープランを作成する予定の第二期EV・PHVタウンは、大阪府、岡山県、沖縄県、岐阜県、熊本県、埼玉県、佐賀県、静岡県、栃木県、鳥取県。

経済産業省EV・PHVプラットフォーム

2011年7月19日火曜日

LEAFの中古電池を建物で再利用!


昨年9月に住友商事とともに、EVの電池の再利用事業会社フォーアールエナジーを設立した日産。横浜市の本社にて、EV「LEAF」で一定期間使用したのちの中古電池を、住宅や施設など、建物用としてリサイクルするための実験が始まった。3.11後、非常用の蓄電池に注目が集まっている。
今回の実験で使用される試作設備は、ソーラーパネルとLEAF4台分の電池による蓄電池、EV用充電器という構成。まずは新品の電池での実験をおこない、後にはタクシーなどに使われた中古電池に交換し、実用化へ向けたさらなる試験を重ねる。商品化は来年度の予定。

2011年7月14日木曜日

ボルボが検討している3つのレンジエクステンダー方式

ボルボはEV戦略の次のステップを、レンジエクステンダー車両と定め、試験車両の製作を決めた。レンジエクステンダーとは、EVにバッテリー充電用のエンジンを搭載し、走行距離をのばす仕組み。ボルボでは3気筒ガソリンエンジンを採用予定。少なくとも3種類の試作をつくるようだ。うち2車種はC30エレクトリックがベース。もともとのバッテリーサイズを縮小し、エンジンと燃料タンクのスペースを確保した。

ひとつめは、60馬力の3気筒ガソリンエンジンを荷室フロア下に搭載。燃料タンクは40L。111馬力の電気モーター。電池での走行110kmにくわえ、エクステンダーで1000km増やすことが可能。

ふたつめは、190馬力の3気筒ガソリンターボエンジンを搭載。燃料タンクは40L。111馬力のモーターで、電池での走行75kmにくわえ、エクステンダーで1000km増やすことが可能。並列つなぎによって、ふたつのパワーソースあわせて300馬力をほこり、0-100km/h加速は6秒を切る。

みっつめは、190馬力の3気筒ガソリンターボエンジンを搭載。燃料タンクは45L。111馬力のモーターで、電池での走行50kmにくわえエクステンダーで1000km増やすことが可能。50km/hまでは電力、超えるとエンジン前輪駆動に切り替わる。

どの方式がもっとも適しているのか、2012年第1四半期から実車両テストが開始される予定。

2011年7月13日水曜日

新しいスマート&クリーンな時代をクルマと共に!


EV「LEAF」が絶好調、来年にかけてどんどんEVのラインナップを拡充していく予定の日産の特設ページ「スマート&クリーンなEV社会に、ようこそ!」。ポップなイラストがかわいい。未来社会の太陽光発電と蓄電とEVなどの関係がわかり易く書かれている。
以下引用ーーーーこれまで、社会は地球の資源を消費して発展してきました。クルマもまた、社会に欠かせない存在である一方で、大気汚染や騒音問題などの一因として、地球環境に負荷をかけてきました。
しかし、これからの社会は、太陽光や風力で発電したクリーンなエネルギーの時代に突入します。そして、それらの電気が通信と結びつき、クリーンでスマートな社会に進化していきます。すると、電気で走るEVは、人やモノを運ぶだけでなく、電気を運ぶという役割を持ち始めます。つまり、EV時代のクルマは、電気を運ぶという役割を社会の中で担う、欠かせない存在になるのです。
社会インフラの一員としてEVが活躍する、スマートでクリーンなクルマ社会をご案内します。
スマート&クリーンなEV社会に、ようこそ!

2011年7月10日日曜日

EVのレースカー、EVのパトカー



気付かぬうちにどんどんと身近な存在になってきたEV。性能向上によって、従来の自動車とだいぶん遜色なく使えるようになってきた。LEAFをモチーフにNISMOがつくったレースカーや、iMiEVのイギリス警察パトカーなど。だんだんガソリン車だった場所が電気にとりかわられていく。しかし、電気だけになる日はまだまだ技術の大幅な進歩が必要で、いつになるだろうか。

2011年7月9日土曜日

今秋に3車種のEVを、来年に小型EVの生産開始を控えているルノー


今秋に3車種のEVを、来年に小型EVの生産開始を控えているルノー。パリ近郊腐乱につくったEV用電池工場の稼働開始を、当初計画していた2012年から2年おくらせ、2014年にすると発表した。野心的だったEV計画だったが、現実の厳しい壁がたちはだかったようだ。今秋から来春にかけて生産される4種のEVについては、別会社の電池を輸入して搭載するという。ルノーのパートナーである日産とNECの共同出資企業のオートモーティブエナジーサプライ製のものか、韓国LG化学製のものになる予定。

2011年7月8日金曜日

光岡の最新EV「雷駆-T3」の実証試験モニター募集中


過去にも原付四輪のマイクロEVシリーズ「MC-1TEV」や「コンボイ88」などの商品化を手がけてきた光岡自動車が、ユアサM&Bと共同開発した新型EV「雷駆-T3」の実証試験のモニターが募集されている。実施期間は今年9月からの一ヶ月程度。「雷駆-T3」は積載量120kg、最小か移転半径2m以下の3輪車。販売価格は未定だが、100万円を切る価格にしたいと考えているということ。今回の実証実験では、モニターから実際に使ってもらった上での様々な意見やアイデアを聞き出し、それらを取り入れて最終の商品に作りこむ。発売時期は今年度中を目標にしている。

2011年7月7日木曜日

トヨタIQのEVバージョン、来年発売されることが決定!



iQのEV版が全米のディーラーに来春から並ぶことが決まった。上の映像はジュネーブショーでの展示と説明。航続距離は80km。ライバルの日産「リーフ」117km、三菱「i」137km、ThinkGlobalの「City」161kmに比べてかなり少なめ。未発表の価格が気になるところだ。

トヨタはコの他にも、順調なプリウスに加えて、秋にはワゴン型のプリウスV、来年初頭にはコンパクトなプリウスCを投入予定。さらに、RAV4 EVとプリウスPHVも来年中には投入されるという。EV、HV、PHVのラインナップがどんどん充実していく。

2011年7月6日水曜日

日産バネットのEV版が郵便集配で実証実験


ゼロスポーツの破産が記憶にあたらしい、日本郵便とEVの関係。今月から、日産が日本郵便に車両を貸し出し、横浜市内にて実証実験が始まった。約二ヶ月間、小包の集配業務に使用される。商用車のNV200バネットをベースにしたEV。NV200といえば、2013年から米NYのイエローキャブに採用されることが決まっている。運用方法や走行距離のデータを収集する。今後は欧州企業とも連携して実証実験をおこなう予定。
日産は2014年までに、現在発売中のリーフにくわえ、3車種のEVを発売する方針。これもその一つと見られる。

2011年7月5日火曜日

トヨタホームのPHEV / EVから電力供給できる実験住宅


トヨタホームが豊田市低炭素社会システム実証プロジェクトの一環で建設した実験用の住宅「シンセ・スマートステージ」。出力3.2kWの太陽電池や容量5kWhの鉛蓄電池、ヒートポンプ式急騰システム「エコキューと」、低消費電力のLED照明などをそなえる。災害時には、非常用電源としてプリウスなどのプラグインハイブリッド車や、EVから電力を供給できる。それらを制御するのはHEMS(Home energy management system)。将来的には住宅一棟でなく、地域全体を制御するマイクログリッドを手がける考え。


住宅内の各機器をネットワークで結び、リビングのモニターで供給電力、発電力、消費電力などをまとめて「見える化」する。
ソースは日経

2011年7月4日月曜日

Gordon Murray Design社の小型EV「T.27」



元F1デザイナーのGordon Murray氏によるGordon Murray Design社。昨年公開したガソリン車T.25のEVバージョンとして、「T.27」を公開。全長2.5mの3人乗り。ドアの開き方がかっこいい!

2011年7月3日日曜日

欧州初のバッテリー交換ステーション



Better Place が公開した、欧州初のバッテリー交換ステーション(Battery Switch Station)。デンマークの首都コペンハーゲンのとなり、グラズサックセにある。今後9ヶ月の間にデンマーク国内に20箇所設置する計画の第一弾で、同社の開発したバッテリー交換技術を用いて、ルノーのEV「Fluence Z.E.」のバッテリー交換をおこなう。電力会社ドンエナジーや45の自治体と協力し、デンマーク全土での充電インフラネットワークを展開。今秋にはルノーと共に「Fluence Z.E.」の販売もおこなう。
デンマークは、風力発電など再生可能エネルギーに注力するなど、政治のリーダーシップのもと、炭素削減目標を掲げている。ベタープレイスは、エコ系テクノロジーに高い順応性のあるデンマークは、ベタープレイスxフルエンスZEにとって完璧な市場である、とコメントしている。

2011年7月2日土曜日

ルノーのEVのCMが日産LEAFの米国CMに劇似

6月1日の記事「日産LEAFの米国内CMは、すべての家電がガソリンエンジンで動いている世界。」で紹介した日産LEAFのCM。スチームパンクのような世界観がなんとも刺激的な映像だ。

そしてこの映像はルノーのCM。ヒゲソリ、ドライヤー、パソコン、コピー機、ミキサー、テレビ、ペット、自動販売機、クレジットカードリーダーがガソリンエンジンで動いている世界。朝起きるところから始まり、ピアノの悲しげなメロディーが流れるというのもすごく似ている。
同じ広告会社がつくったとかだろうか。どこも同じような発想ということか。それともゴーン両社社長の趣味?YouTubeへのアップロードはLEAFが2日はやい。

2011年7月1日金曜日

日産の高級ブランドINFINITIから2013年にEVが登場


日産の高級ラグジュアリーカーブランドのインフィニティ。日産のカルロスゴーンCEOが、2013年にインフィニティ専用の高級EVを2013年に発売を予定であることを明かし、EVのデザインスケッチが発表された。スタイリッシュな5人乗り。すでに発表されているessenseや、今秋発表される予定のM35のPHV版などのエコなモデルも含め、JXクロスオーバーが2012年春に発売予定など、インフィニティブランドのラインナップ拡充によって、世界ラグジュアリー市場で10%の市場占有率獲得を目指す予定。