2011年4月30日土曜日

トヨタがワイヤレス充電の実用化に乗り出した。



トヨタが、非接触充電技術の開発を行う米国ワイトリシティ・コーポレーションと、EV、ハイブリッド車向け非接触充電の実用化および普及促進に向けた技術提携に合意し、同社の増資の一部を引き受けることを決定した。駐車場に止めるだけでワイヤレスにEVやPHVを充電できる環境づくりの早期実現を目指す。

ワイトリシティの非接触充電技術は共鳴方式と呼ばれ、携帯電話の充電器等での実用化が進んでいる電磁誘導方式と比べて、充電器と機器との距離が大きくなっても高い効率で電力を伝送できるのが特長。実用化の時期は未定だが、技術確立後は、他の自動車会社にも営業し、世界標準化を目指すという。

ワイトリシティは2007年に、米MITから生まれたベンチャー企業。非接触充電技術は、日産をはじめ他社も研究開発に望んでいて、日野自動車はバスでの実証試験を進めている。

ソースはトヨタのプレスリリース。

2011年4月29日金曜日

消費電力を分析、共有するGoogle PowerMeter(いわゆるスマートメーター)はレコーディング・ダイエットと同様、可視化することで無駄な電力消費を抑える効果がある。

ソーラーやエネファームで作られた電気をEVやHV等の車に貯めた電気が、各家庭や各事業者に点在し電気の在庫が存在する状況になります。グーグルは、これらの電気を効率的にシェアして使用するために、IT技術で制御するグローバルなプラットフォームを作り上げようとしています。それがいわゆる「スマートグリッド」です。巨人グーグルも先行投資する、この「電気エネルギー」の変革は大きなイノベーションになるでしょう。
「自宅の電力消費量を全世界にリアルタイム配信する人」に強力なライバルが現れました。その名も「Google PowerMeter」は、家庭やオフィスの電力計に取り付けることで、ほぼリアルタイムの消費電力をインターネット上から確認することができるガジェットです。「岡田斗司夫レコーディング・ダイエットと同様、可視化することで無駄な電力消費を抑える効果」が期待できます。節電がブームですが、今は一ヶ月経たないと、どの程度節電できたか数値で知ることは出来ません。しかし。このメーターを使うと、図のようにグラフ化することや消費電力削減のための分析も可能。もちろんSNS的に「友人や近所の人と」情報を共有できます。
ソースはhttp://japanese.engadget.com/tag/smart+grid/

2011年4月28日木曜日

日産リーフの広告です。一面のマフラーからは煙が排出され、もう一面はリーフもちろん煙は出ていません。


ニューヨークで開催中のモーターショーに合わせて行われた、日産リーフの広告です。一面のマフラーからは煙が排出され、もう一面はリーフもちろん煙は出ていません。シンプルで強烈なインパクトのある広告です。一目見ただけでEVにプラスイメージを持ちますね。



マフラーのある面には「モーターショーにはこんな車が1000台以上あります」リーフの面には『しかし、100%電力のリーフだけは排気量が0です』シンプルで効果抜群ですね。

【挑発的な日産リーフ】http://www.adweek.com/adfreak/nissan-leaf-billboard-smokes-out-new-york-auto-show-130972

2011年4月27日水曜日

LEAFが世界最難のヒルクライムレースPikes Peak International Hillclimbにチャレンジ。


NISMOバージョンも登場し、ますます活発な動きを見せる日産LEAF。6月におこなわれる世界一過酷といわれるPikes Peak International Hillclimbに出場する。25日に同大会の主催団体があきらかにした情報で、第89回である今年度大会に、LEAFのエントリーがあったということ。無改造で、EV部門からの出走、いどむのはミシガン州在住のレーシングドライバーChad Hordさん。

バイクスピークは1916年にはじまった大会で、コロラドスプリングスにある全長19.3kmのコースを一気に駆け上がりタイムを競う。スタート地点の標高2877m、ゴール地点4300mmの標高差1423mに、156個のコーナーがまちうける。コース後半は未舗装になっており、スリッピー。トラックや2輪も含め、毎年200以上のチームが参加する。

昨年の大会には横浜ゴムが、オリジナルEVで歴代記録を13分17秒57で更新した。以下がその走りの動画。ノーマルLEAFはどこまでそれに対抗できるのか。

2011年4月26日火曜日

三菱重工がUAEアブダビでEVの運用実験を開始。


UAEの国有企業マスダール社が推進する、環境未来都市「マスダールシティ」。三菱重工とマスダール社との共同で、三菱自動車のEV「i-MiEV」を使用した運用実験を開始した。今年始めに世界中から環境関連企業600社をあつめておこなわれた展示会・シンポジウム「世界未来エネルギーサミット」にて、三菱重工が発表した。画像は展示されていたマスダールシティ用のi-MiEVで、車体にはアラビア文字でマスダールと大きく書かれている。


元々マスダールシティには、上の画像のような軌道上を無人運転する電動コンパクトカーPersonal Rapid Transitが投入される予定だったが、2010年に戦略変更があり、当時建設を終了していた研究施設内のみをPRTとし、残りのシティ全域にはEVを導入することになり、i-MiEVが採用された。三菱は2009年10月からUAE市場の開拓のため、UAE事業総合推進室を設置して、2010ねん4月からはアブダビに駐在員事務所を開設し、活発に営業をおこなってきた。このマスダールとの運用試験をあしがかりとし、他の中東地域にもEV運行管理システムを提案していく予定。

2011年4月25日月曜日

上海メイドの「情熱とエアロダイナミクス」がテーマのコンセプトEV


上海モーターショーで公開されたガルウィングを持つスポーティーなフォルムのEV「Fuselage」。上海を拠点として活動しているデザインエンジニアリングの会社Iconaによる、「情熱とエアロダイナミクス」がテーマのコンセプトカー。航空機を参考としつつ空力を追求し、空気抵抗係数Cx値は0.26と、プリウスの0.25と同程度。4つの車輪すべてにモーターが入り、出力は100kW、0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は200km/hのパフォーマンス力で、航続距離は200kmという。

2011年4月24日日曜日

慶應SFC清水研究会といすゞなど13社と神奈川県の産公学連携によるEVバスがお披露目。


慶應義塾大学SFC、坂井直樹研究会と同キャンパスにある、清水浩研究会が、いすゞ自動車と東芝、ブリヂストンなど13社と連携して開発してきたEVバスの試作車が完成し、神奈川県庁でお披露目された。2004年に清水研究会が製作した当時世界最速のEV「Eliica」の八輪駆動技術を応用し、2009年から神奈川県の支援を受けて開発が進められていた。インホイールモーターを採用し、リチウムイオンバッテリーや制御部などをすべて床下に収めることにより、地上からわずか27センチでの車内フルフラット化を実現した、定員49人の大型バス。


上は開発初期に描かれたもの。 一回の充電で121キロ走行可能で、これは従来の内燃機関による路線バスの標準的な航続距離と同等。1キロの走行にかかるコストは、従来車38円に対して8円と大幅な削減を実現した。清水教授は「エネルギー消費をディーゼルバスの4分の1にできる。夜間充電で1日走行が可能」「使い勝手がよく、環境に優しくてエネルギーの問題も解決するバスが、モーターや車体などをつくる日本の技術の集大成で出来上がった」「これからも研究開発を進め、大量に普及する時代が来るよう願っている」と語った。実用化を目指し、公道での実証実験がおこなわれる。

2011年4月23日土曜日

世界カーオブザイヤーになった、日産EV LEAFのNISMOチューンのレーサーがかっこいい!

日産自動車のEV LEAFが、アジア、欧州、北米の自動車ジャーナリストたちが選ぶ「世界カーオブザイヤー2011」に選ばれた。米国NYで開催中のモーターショーで21日に発表された。LEAFは、昨年12月に米国で発売を開始、その後日本と欧州でも販売、2012年には全世界で販売される予定。 カルロス・ゴーン会長兼最高経営責任者(CEO)のコメント「世界初の量産モデルとなった電気自動車である日産リーフが名誉ある賞を受賞したことは大きな喜びだ」


いま最もグリーンな自動車LEAFをベースにNISMOがつくったレースバージョンがNYモーターショーで20日から初公開されている。LEAFを元にしつつも、2ドアボディとなっているなど、大幅な変更点もある。カーボンモノコックの軽量ボディの採用で、車両重量は938kgまで削られた。重量バランスに配慮しバッリーやモーターなどをミッドシップに配置し、後輪駆動。モーターはノーマルと共通で最大出力107ps、最大トルク28.6kgm。0-100km/h加速が6.85秒、最高速はリミッター150km/h。


このNISSAN LEAF NISMO RCが筑波サーキットで初のテスト走行を21日に行った。今回がレースコースを走るのは初。SUPER GT500 NISSAN GT-Rのレギュラードライバー松田次生によってドライブされた。走行モデルは、NYで展示されている華やかなレーシングカーらしいものではなく、開発者らしいカーボン地むき出し。 松田次生ドライバーのコメント「レーシングコースでの初めての走行でしたが、フィーリングがとても良く、レースカーとしての完成度の高さを感じました。電気自動車らしい強力なトルクでコーナーの立ち上がりが特に素晴らしく、またダウンフォースもしっかり効いており、トップレベルのドライバーでも楽しめるパフォーマンスを備えています。また運転操作が簡単なことから、レース入門者でもすぐにドライブすることができると思います。この車でレースをやったら、とても面白いものになると感じました」

2011年4月22日金曜日

アンディ・ウォーホールは「誰でも15秒で有名人になれる」という言葉を残している。アフリカの少年14才が、たった一人で7年かけて風力発電に成功したウィリアム・カムクワンバ君は、その一人だろう。















アマゾンから本も出て、世界の有名人になったウィリアム・カムクワンバ君。昨日は RT @masason: 負けられん‼ RT@y_itoh 「自然エネルギー財団」基本精神はこんなDIY的原点なのでしょうね。⇒ @naokix11: アフリカの少年14才一人で7年かけて風力発電と孫さんがTwitした瞬間から膨大なRTの嵐!
http://bit.ly/fKGykd
Moving Windmills: The William Kamkwamba story
William Kamkwamba's new book "The Boy Who Harnessed the Wind," written with Bryan Mealer was released September 29th in the US.

2011年4月21日木曜日

ソフトバンク孫社長が目指す脱原発の世界。



ソフトバンクの孫正義社長が、昨日20日午後に、民主党議員で構成される、東日本大震災復興ビジョン検討チームの会合でおこなった講演の中で表明した「自然エネルギー財団」。脱原発をめざし、科学者や技術者など専門家たち100人を集め、原発の代わりとなりうる、太陽光発電をはじめとする自然エネルギーでの発電の普及促進を、政府へ提言していくという。
太陽光、太陽熱、風力、地熱、バイオマス、海洋発電などの研究に取り組む、世界中の科学者や企業の研究成果の収集と発信もおこなう。孫さんは社長ではなく個人として、10億を財団運営のために拠出する予定。
震災の被災地域の復興計画の一つの例として、太陽光や風力など自然による発電設備を大々的に整備した地域「東日本ソーラーベルト」をつくる構想も提案した。



以下は孫氏の講演を筆者が書き起こしたもの。
「〜〜。 一国民として責任の一端を担う。ソフトバンクではなく、私個人が寄付をします。既に個人的に寄付、被災地の方々への救済のための100億とは別枠で、外枠で新たに今日はじめて、私は腹を括って「自然エネルギー財団」というものを今年設立すると。そこに私が寄付をすると。世界の英知、世界のトップ100人のサイエンティストを日本に呼んできて、その方々に研究成果を発表していただいたり、政策提言を日本に対しておこなっていただいたり、ということをおこないたい、と思います。それはもうほんの一部、みなさんの議論のきっかけになればという程度でございますけれども、ただ闇雲に原発に反対だ、今日すぐにやめろということではなくて、現実的な、代わりのソリューションを、代わりの代替手段のエネルギーの議論を、ぜひみなさんに日本をひっぱるリーダーとして、やっていただきたいと、その一助を担えればということでございます。 〜〜 そのドロドロになった土地に、東日本ソーラーベルト、どうせ何兆円もかけるなら未来のエネルギー、しかもただでさえ新規につくる原発は難しいご時世ですよ。そうすれば代わりのエネルギーをつくらなければならないので、たとえば政府が主導して、東日本ソーラーベルトだと、ソーラーベルトにはついでに風もくると、というような港ですね。風の港であり、太陽の港であり、というようなことをドカッと大規模にやったらどうかと、それは雇用を大幅によぶことにもなると。被災者の皆様に雇用を一気に提供できる。10年間種の植えられない土地に、もう一回そこで埋めましょうって塩抜きって大変ですよね。そのみなさんに、もし希望する方があれば、こういう復興プロジェクトに雇用を大量に提供すると。日本のメーカーが世界にたたかえなくなっていますが、日本のメーカーは世界に冠たる、元々世界一のソーラーとかのテクノロジーを持っている、彼らが輸出国として、世界最大のソーラーベルトをつくろうと。そうすると21世紀が単に沈むのではなくて、もう一度日は昇る、という希望溢れるビジョンを出すべきではないか。 〜〜」

講演のスライドショーをここから見ることができる。
http://minnade-ganbaro.jp/res/presentation/2011/0420.pdf

2011年4月20日水曜日

福島の事故がひきがねのインドの反原発デモで1人射殺された。



3月11日の東北大震災をひきがねに事故をおこしたままの東京電力福島原発。これを受けて、インドの西部、ムンバイから南に約300キロのマハラシュトラ州ジャイタプールの原発建設予定地で、反原発のデモがおこっている。
福島の事故があったにもかかわらず、ラメシュ環境大臣が建設計画の見直しを否定したことが、直接の引き金。18日には建設反対派の住民と警官隊が衝突した。怒りにあふれる住民たち700人ほどが地元警察署におしかけ、建物などに放火をした。警官隊の発砲で1人が死亡した。
インド政府はこの予定地に6基の原発を建設予定で、これはインド最大規模。フランスサルコジ大統領が昨年訪問したときに、まず2基を供与するということを決定しており、そのために建設予定地を囲い込むフェンスがつくられはじまっていた。

2011年4月19日火曜日

イタリアのPiaggioは超低価格マイクロカーのコンセプトとして「NT3」はプラグインハイブリッド形式の200CCエンジン。続々出てくるか?



イタリアのPiaggio Groupは、Vespa、MOTOGUZZI、apriliaなどを傘下にもつモーターサイクルメーカー。ミラノショーにつづいてタイ バンコクでおこなわれたモーターショーで、超低価格マイクロカーのコンセプトとして「NT3」を発表、展示した。
スマートよりさらに小さい全長2.4m、全幅1.5m。座席は前列1人、後列2人という3人乗りのレイアウト。200ccのスクーター用エンジンを発電機として用いたプラグインハイブリッド形式。
2013年後半に市販することを目標に開発が進んでおり、販売価格はインドのタタ自動車と同価格帯の22万円ほどに設定するという。


2011年4月18日月曜日

昨日は、本橋監督の作った映画「アレクセイと泉」を見て、監督ご本人ともお会いしてきた。映画は、押しつけがましいメッセージもなく、とても上品な映画だった。


昨日は、デジタルガレージで行われた、チェルノブイリ原発事故後を記録した映画「アレクセイと泉」を見てきた。本橋監督の作ったこの映画は、押しつけがましいメッセージもなく、とても上品な映画だった。誤解を恐れずに言えば「アレクセイと泉」という映画は、ユートピア(汚染された村にはふさわしくないのだが、映画を見て頂ければ理解してもらえるだろう)を映したドキュメンタリーだ。

その村はチェルノブイリ原発事故現場から180kmしか距離が無く、通貨にほとんど頼らない経済社会で、村唯一の若者アレクセイの言葉を借りれば「この村では働くことが食べることなんだ」ということになる。ある日、籠をベラルーシ共和国東南部の村の外に売りに行ったアレクセイと父は、そこで稼いだ金は彼の村では使えない通貨なので、すぐに食糧などに換えてしまう。つまり「C to C」の物々交換のような経済だ。ガスも、電気も、水道もなく、自給自足で通貨には、ほとんど頼らない生活を営む。

村人たちは「チェルノブイリ事故」でも、なぜか汚染されることのなかった泉の水で生活している。そこには誠実に、村のために生きる一人の青年アレクセイが労働力であり、文字通り唯一のエンジンだ。その青年を頼りつつ静かな毎日を過ごす老人たちだけが存在する。「アレクセイと泉」は原発に起きた事故が原因の致命的な環境変化により生み出された、あるユートピアの日常を記録したドキュメンタリーだ。

そこには通貨は無力で、その結果人々の欲望は限定される。我々のようにお金が無ければ生きていけない社会に住む者と違って、多様過ぎる選択肢も、経済や権力の格差もなく、ただ静謐な日常のみが存在する。さて、多様な選択肢を持ち、経済や権力をゲームのように、追い求めることが出来る我々はどう幸せに生きようか?古河雄太+坂井直樹









































【第2回決定】映画「アレクセイと泉」vol.2 トゥモローランド上映会 429(金・祝日)14:30開場 @トゥモローランド本社ホール。入場料1000円。申し込みは movie(a)miznos.com またはDMください。

ソースは「アレクセイと泉」http://movies.polepoletimes.jp/alexei/
ベルリン映画祭を始め、世界各国で好評を博した『ナージャの村』から5年。写真家・本橋成一と音楽家・坂本龍一と組んで〈泉〉を主題としたドキュメンタリーを完成させた。舞台となる〈泉〉は、1986426日に起こったチェルノブイリ原発(旧ソ連・現ウクライナ共和国)の爆発事故で被災した、ベラルーシ共和国東南部にある小さな村ブジシチェにある。この村の学校跡からも、畑からも、森からも、採集されるキノコからも放射能が検出されるが、不思議なことに、この〈泉〉からは検出されない。「なぜって?それは百年前の水だからさ」と、村人たちは自慢そうに答える。この百年、人間は何の豊かさを求めてきたのだろう。《水の惑星=地球》の強い意志のようにこんこんと湧く〈泉〉は、私たちに"本当の豊かさとは何か"を静謐に語りかける。

2011年4月17日日曜日

BMWがボルトの開発者をEVブランド「i」のために引き抜いた。

MINI EActive Eと続々とEVの実証実験を行っているBMWが、EVとPHVだけの新しいブランド「BMW i」を2月に立ち上げた。販売及びマーケティング担当取締役のイアン・ロバートソンのコメント「BMW i は、プレミアム・モビリティにおける新しい方向性を示すものです。この新しいサブ・ブランドの導入により、BMW グループは、最も革新的かつ最も持続可能なプレミアム自動車メーカーとしての優位性を改めて打ち立てます。BMW i の製品やサービスは、専用開発・生産によって持続可能なプレミアム・モビリティを実現するという革命的な手法を採用しています。自動車業界にインディビジュアル・モビリティの新たな時代を開く新たな時代の幕開けです。生まれながらにして電動化されたモビリティ・ソリューション、それがBMW i です。」


2013年に市場にi3とi8という2つのモデルを投入する予定で開発が進んでいる。このプロジェクトリーダーとして、新たに起用されたのが、元GMのトップエンジニア、燃費98.2kmを誇る好評なボルトを開発していたフランク・ウェーバー氏。オートモーティブニュース欧州版の報で、BMWの広報担当が「近いうちにウェバー氏を、BMWの新車開発部門の重要ポジションに据える人事が発表されるだろう」と語ったとのこと。
ソース:Response

2011年4月16日土曜日

太陽電池で世界一周飛行に挑戦するのはスイス人の冒険家であり、精神科医のベルトラン・ピカール、気球に乗って最初に成層圏を飛んだ物理学者のオーギュストを祖父に 潜水艇で1960年に世界一深いマリアナ海溝へ到達したジャークを父に持つ。冒険のDNAというのはどう継承されるのか?

y_itoh 伊藤雄介さんがTwitterで教えてくれた「ソーラーインパルス」の話、マイEvernoteで調べて見るとすでに20091124日のwiredvisionに保存して忘れていた。(2009年完成した「ソーラーインパルス」のプロトタイプ機と後述されている)スイスの技術者や冒険家らが中心になって進められたプロトタイプ機“HB-SIA”による最初のテスト飛行に成功した。『Solar Impulse』チームは、太陽光だけから動力を得る初の世界一周を行なうために設計されたプロペラ機Solar Impulseのプロトタイプが、初めて航空機が自らの動力で地上を移動するテストを完了した。




















太陽光で動く4つの電気モーターを使い、速度は遅く、約時速約18キロメートル。20091124日の時点には来年中(2010年)にスイス上空の飛行、2012年には世界一周飛行を予定。ビデオは飛行機のクローズアップ画像に加え、Solar Impulse社の社長でパイロットでもあるBertrand Piccard氏の熱いコメントや、Solar Impulse号が飛行する様子を合成した素晴らしい映像。
ここまでの記事ソースはwiredvision
http://wiredvision.jp/news/200911/2009112423.html

ソーラーインパルスは、昼間蓄えた電力で夜間の時間帯も含む永久飛行を実現し、2週間から1カ月をかけて世界一周を果たそうという壮大な計画である。「燃料がゼロだから、公害もゼロ。地球環境に対する人々の意識を高めることが私たちの大きな目的です」と、プロジェクトの広報担当は私に語った。




















ベルトラン・ピカールさん「空気をまったく汚さない飛行機での世界一周を成功させ、人類はこんなこともできるんだということを強力にアピールしていきたい」最近の実験では離陸から24時間。この24時間飛行を繰り返すことで、理論的には永遠に飛び続けることが可能になる。ソーラーインパルスはそれからさらに2時間ほど浮遊を続け、計1000キロにもおよぶ飛行を終えて再び滑走路に降り立った。
後半の記事ソースはMAKOTO
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1104/15/news005.html#l_do_akim110415_01.jpg

2011年4月15日金曜日

藤沢がパナソニックによってスマートシティになる。

エネループを代表とする小さいものから、EVに搭載する大型の蓄電池まで、高性能なバッテリーで知られる三洋電機が、パナソニックグループの一員となった。この元三洋電機を中心とするエナジーシステム事業を、パナソニックとしてはフラッグシップ事業にしたいと考えているようで、太陽電池と燃料電池の創エネ、民生用二次電池などの蓄エネ、配電とコントローラのエネマネ、EVやPHVなどの環境対応車の大きくわけて4つの分野での技術開発をさらにおこなっていくようだ。


そのパナソニックが「街まるごと」へのアプローチをおこなう。街全体として二酸化炭素排出量の削減や、エネルギーの地産地消を目指し、スマートシティ構想「まるごとソリューション」を展開。そのパイロットモデルとして、神奈川県藤沢市のJR東海道線の藤沢~辻堂駅間のほぼ中間地点の線路沿い南側にある、元々パナソニックの事業所であった約6万坪の敷地でおこなわれるのが「藤沢サスティナブル・スマートタウン」構想で、藤沢市と共同で企画推進中という。敷地内には、一戸建て住宅750戸と中高層集合住宅300戸、小規模商業施設や福祉・健康・教育関連施設などを建設。太陽光発電、燃料電池などのスマートシティを実現するための各種技術を投入し、EVやカーシェアリング、バイクシェアリングなどの導入も検討しているという。2013年度の開業予定で、2500~3000人の居住を見込んでいる。

パナソニックグループ 新中期計画

2011年4月14日木曜日

緊急でチェルノブイリ原発事故後を記録した映画「アレクセイと泉」上映会。


@SeiichiMizuno さんからです。17日は満席になりました。29日にも近くの別会場であります。映画「アレクセイと泉」vol.2 トゥモローランド上映会 429(金・祝日) http://bit.ly/hgfhSw です。
movie@miznos.com ぜひ、いらしてください。と友人の水野木内みどり@cocostoy TokyoさんからTwitterで知らせて頂いた。3,11以降の福島原発事故の「レベル7」は数値的にはチェルノブイリ原発事故と同じレベルだ。そういう深刻な状況の中で「チェルノブイリ原発事故」とは何だったのかを知るために上映会に出かけることにした。





























ソースは「アレクセイと泉」http://movies.polepoletimes.jp/alexei/
ベルリン映画祭を始め、世界各国で好評を博した『ナージャの村』から5年。写真家・本橋成一と音楽家・坂本龍一と組んで〈泉〉を主題としたドキュメンタリーを完成させた。舞台となる〈泉〉は、1986426日に起こったチェルノブイリ原発(旧ソ連・現ウクライナ共和国)の爆発事故で被災した、ベラルーシ共和国東南部にある小さな村ブジシチェにある。この村の学校跡からも、畑からも、森からも、採集されるキノコからも放射能が検出されるが、不思議なことに、この〈泉〉からは検出されない。「なぜって?それは百年前の水だからさ」と、村人たちは自慢そうに答える。この百年、人間は何の豊かさを求めてきたのだろう。《水の惑星=地球》の強い意志のようにこんこんと湧く〈泉〉は、私たちに"本当の豊かさとは何か"を静謐に語りかける。

















2011年4月13日水曜日

東芝製の設備をつかった地熱発電がニュージーランドで2012年にはじまる予定。


ニュージーランドの電力会社、コンタクトエナジーContact Energyが建設を予定しているテミヒ地熱発電所。オークランドの南250km、北島のタウポTaupo火山帯に位置する。ここで使用される発電設備を東芝が約80億円で受注したと発表した。この契約は、東芝のオーストラリア法人と、豪建設会社McConnell dowell、カナダのエンジニアリング会社SNC Lavalin Group、総合エンジニアリング会社の米Parsons Brinckerehoffのジョイントベンチャーがおこなったもの。受注したのは、2基の8.3万キロ級地熱タービン、発電電動機、復水器で、2012年に納入する予定。

再生可能エネルギーである地下のマグマだまりで熱せられた熱水と水蒸気を利用する方式である地熱発電は、二酸化炭素排出量をわずかに抑えられる。出力が天候などによって変動してしまう太陽光発電や風力発電とは違って、天候や気象条件に左右されることはない。近年世界的に地熱発電の技術開発が進展し、現在稼働中の世界中の地熱発電の設備容量をあわせると約1000万キロワットに達しているという。

東芝は1966年に岩手県松川地熱発電所に納入したのをはじめに、北米、東南アジア、アイスランドなどの世界各国にこれまで52台を納入してきていて、設備容量は世界シェア一位。ニュージーランドへ納入するのは今回が初。

2011年4月12日火曜日

福島原子力発電所事故を、チェルノブイリ原発事故と同じ評価の「レベル7」へ、ソースはNHKニュース。だがなぜこの時期に告知?


福島第一原子力発電所で相次いで起きている事故について、原子力安全・保安院は、広い範囲で人の健康や環境に影響を及ぼす大量の放射性物質が放出されているとして、国際的な基準に基づく事故の評価を、最悪の「レベル7」に引き上げることを決めた。「レベル7」は、旧ソビエトで起きたチェルノブイリ原発事故と同じ評価になる。

今のタイミングでなぜ?もう緩やかに原子力発電所は置き換えていくしかないなあ。自然エネルギーを利用した発電と蓄電の技術開発に投資すべき時期、こういう社会の風向きを味方にしてスマートシティーとEVへ加速してもらいたい。





















1986年4月26日、以外とつい最近のこと。旧ソビエトにあるチェルノブイリ原子力発電所の4号炉で、大きな爆発事故が起きた。この爆発により一瞬のうちに原子炉が破壊され、火災が発生した。火災を消火するために、ヘリコプターから原子炉の炉心(ろしん)めがけて総計5,000トンにおよぶ砂や鉛などが投下されました。火災は爆発から10日後の5月6日にようやく収まった。

2011年4月11日月曜日

本来垂直のエレベーターを水平にした無人電気自動車タクシーでドバイが目指すエコな都市。


石油で大金持ちになったアラブ首長国連邦は、今度は電気エネルギーに軸足を移すようにみえる。無人運転の車を自動制御する交通システム(PRT)を導入することを計画通りであれば、もう建設中の新都市マスダール・シティーを無人の電動タクシーが走りまわるようになっている。




















この、PRTシステムを導入することによって、マスダール・シティーは完全に自動車いらずの都市を実現できるとか。また、この無人電動タクシーは約秒速7メートルで走ることができるそうです。最長のルートは2.5キロぐらいを設定していて、道路は未来都市みたいに2階建て構造になるようです。本来垂直のエレベーターを水平にしたもののようにも思います。
ソースはgizmodo

2011年4月10日日曜日

震災の被災地を「スマートグリッド特区」化しようという動きがあるようだ。


東北大震災の被災地ではすべてのものが壊滅した。これから、たくさんの資金と時間をかけ、あらゆるインフラの再建を同時並行的におこなっていかなければならない。この復興作業を、ただの復興ではなく新しい何かを生み出す機会ととらえた方策のひとつが、被災地の「スマートグリッド特区」化だ。

スマートグリッドは世界中から注目こそされているものの、まだ世界のどこでも大規模実証実験さえされていない。「今回の震災からの復興は実証実験を進めるためのまたとない機会となり得る。ほぼ全壊したインフラの再整備にはどのみち巨額の資金がかかるため、最新鋭の技術を試すための金銭面のハードルが低い」という。

「送電網はただでさえ規模が大きいため最新技術を試すには資金がかかりすぎることに加えて、既存の電力網に違うシステムを導入したときに万が一深刻な障害が発生したらという、リスクを恐れる気持ちもある」
「最も期待していたアメリカでスマートグリッド構想が後退して、どうなることかと思っていました。確かにスマートグリッド技術はまだ成熟していませんが、それでも当社の技術をはじめ、日本の技術を使えば必ず良いシステムを作り上げられると思いますし、そもそもそうしていかなければ世界では勝てない」
(重電大手幹部)

「マイクログリッドの技術を持つパナソニックのある幹部は、被災地の地域電力網再生への新技術投入に意欲を示す。発電・送電配電技術を持つ強電各社、電力需要の把握やスマートグリッド制御に関わるIT企業、また風力、太陽光、マイクロ水力などの再生可能エネルギー利用技術を持つ企業など、多くの企業が同様の期待感を持っている。」

「EVは道路を走るのが本来の使い方」(日産自動車の車両開発担当)「スマートグリッドで使った場合のバッテリーの劣化については保証する自信が持てない」(三菱自動車の出力制御装置開発担当)と、これまではスマートグリッドとEVの有効勝つようについて提案こそするものの、EVからの放電などには実際には消極的であった自動車業界も、今こそまだ検討余地のたくさんある未来技術であるEVとともに、電力会社への働きかけをおこなっていくときなのかもしれない。


ソースはResponse
【井元康一郎のビフォーアフター】被災地の復興にスマートグリッドという選択

2011年4月9日土曜日

Googleがクリーンエネルギー関連分野でも世界を牽引する企業になる。


Googleが4月7日、ドイツの太陽光発電所に350万ユーロ(約4億3000万円)を投資予定であることを発表した。ベルリンから約50マイル(約80km)のブランデンブルク・アン・デア・ハーフェルという町にある太陽光発電プラント。1990年代の初めまでロシア軍の演習場として利用されていたこの土地、敷地面積は東京ドーム10個分に相当する広さの47ヘクタール。出力は18.65メガワットでドイツ最大規模。この電力をプラントのある地域、5000世帯に供給することを計画しているという。ドイツの競争政策機関の同意を経て正式に認可される。

これまでにも、太陽熱発電や地熱、風力発電など米国内のクリーンエネルギー分野に投資してきた。過去には米ノースダコタの風力発電所に4000万ドル(約33億円)を投資。非営利機関「google.org」を立ち上げて、環境や自然災害に関する情報提供への取組みを続けている。すでに1億ドル(84億円)以上をかけて、クリーンエネルギー関連の技術開発を行っているということになる。欧州でのクリーンエネルギーへの投資は今回が初めて。Googleは今後も同様のプロジェクトにさらなる投資を続ける方針だという。

2011年4月8日金曜日

アフリカの少年14才が、たった一人で7年かけて風力発電に成功した。


干ばつに苦しむ東アフリカ・マラウイの貧しい村では、何もかもが不足していた。 赤土の大地はひび割れ、作物の枯れた畑をただ風だけが吹き抜ける。この風を使って、 村に電気を起こせれば。 そう思い立った少年が、たった1人で作業に取り掛かった。 それから7年、村では少年の作った風車5台が回り、電動ポンプが水を送り出している。 ウィリアム・カムクワンバ君は、首都リロングウェ北郊の村で育った。2002年の干ばつで、 農業を営んでいた父親は収入を失い、当時14歳だったウィリアム君の学費さえ払えなくなった。 ふじなみこころ」も今14才http://amba.to/dU61EJ
退学したウィリアム君は図書館で時間を過ごすようになり、そこで風力発電について書かれた本と出会う。「本に写真が載っているのだから、だれかがこの機械を作ったということ。それならぼくにも出来るはずだと思った」と、ウィリアム君は振り返る。 僕もそういうように思い込めたときがあったなあ。

材料は、ごみ捨て場から拾ってきた自転車の部品やプラスチックのパイプ、プロペラ、車のバッテリー。 タービンを支えるポールには、森で採ったユーカリの木を使った。「風車を作るんだと話すと、だれもがぼくを笑った。 あいつは頭がおかしいといううわさが、村中に広がった」 


もの珍しげに取り囲む群衆と、溶かした金属から立ち上る熱気で汗だくになりながら、 ウィリアム君は黙々と作業を続け、3カ月後には最初の風車を完成させる。タービンが回り、 取り付けた電球に明かりがついた時には「これでもう頭がおかしいなんて言われないと思い、ほっとした」という。 

7年間で作った風車5台のうち、最も大きいものは高さ11メートル余り。地域の学校でも風車作りを教え、 その校庭に1台を設置した。村人たちは「携帯電話を充電したい」「ラジオを聴きたい」と、ウィリアム君の自宅をたびたび訪れる。 ウィリアム君の挑戦には、アル・ゴア元米大統領をはじめ、世界各地の環境活動団体や企業から称賛の声が集まっている。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200910100001.html



2011年4月7日木曜日

トヨタとマイクロソフトがEV向け車内電子システム開発で提携、ついに自動車のIT化が始まった。

トヨタ自動車とマイクロソフトが自動車に搭載する車内電子システムの開発で提携した。この計画ではネットワーク経由での、ソフトや情報システムを利用したクラウドコンピューティングのプラットフォームとしてMSWindowsモジュールを利用。トヨタが計画中のEVに搭載する予定である、車内次世代情報サービスであるテレマティクスを構築する目的。これによってナビゲーション、車内エンタテイメントはもちろん、電力消費量の抑制などの機能も盛り込まれる可能性あり。


MSはすでにGMとフォードと、車内電子システムを共同開発。トヨタとしては、この二社とはひと味ちがい、電気効率を高めるということを一番の目的として、開発を進める見込み。電気を動力源とする冷暖房の機能使い方次第で、EVの走行距離はかなり変わってくる。既に国内で、クルマと運転者と家をつないで、全体的エネルギー消費の管理を手助けするテレマティクスシステムの実証実験がはじまっている。

トヨタは今後、プリウスのPHV版、テスラの電池システムを使用した新しいEVを販売開始する予定。


2011年4月6日水曜日

EVが活躍する新しい時代は、電力の「見える化」がすすむ。

家庭の電力消費量を見える化しようという動きが活発になってきている。電力会社が中心となり、各家庭にHome Energy Management Systemというシステムを導入。居住者はIn-Home Displayの表示によって、自宅の電力の使用状況や、平均的な使用量との差を簡単に確認することができる。


「見える化」の動きは、EVやプラグインハイブリッド車の普及にも大きく関わる。EVを商用電力を使って充電する人が増加すると、自動車通勤の人々が帰宅する時間帯の充電需要が急激に膨らむ。そのとき、電力需要のピークをつくってしまわないよう、EVをHEMSと接続して電池の残量などの情報を吸い上げ、充電を調整することが必要となる。


米国ではテキサス州が最先端。すでに電力会社社員の住宅など数十戸規模でHEMSやIHDを導入、スマート端末との同期などもおこなわれ、「見える化」が実現している。2011年中には数万戸、2012年には数十万戸〜数百万戸規模になる計画。



日本では福岡市で実証実験がおこなわれている。今年2月に米国でおこなわれたDistribuTECHのブースにて、太陽光発電システムと蓄電池、EVを連携させても商用電力の送電系統に影響を与えない模擬システムの展示がされていた。太陽光がふんだんにある昼間は、発電した電力を蓄電池としてのEVにため、逆に電力消費量の多い夜間などには蓄電池から放電し、電圧を一定に保つ。太陽光発電システムと蓄電池、EVは直流でつなぎ、交流直流の変換ロスをなくし、エネルギー効率を上げている。天気の予測から、太陽光発電の発電量を算定しEVの充電方法を調整するなど工夫もされている。

2011年4月5日火曜日

ホンダが電力会社になる日はもうすぐか。

ホンダが埼玉と熊本、米国で、これからのクルマ社会、次世代エネルギー社会の実証実験を開始した。これからのEVをはじめとした新しい自動車たちと、それらの織り成す発電なども含めた新たな事業領域の模索が目的。「ホンダならではの、トータルエネルギーマネジメントの実現を目指していく」という。
リース販売のはじまったEV-neo充電器付き,3年契約で月一万8,997。次世代パーソナルモビリティの実証実験と銘打った埼玉県との共同計画に、フィットEVと昨年末にリース販売のはじまったEV-neoに加え、プラグインハイブリッド版インスパイアや燃料電池車のFCXクラリティとホンダの次世代製品を一斉に投入した。和光市の拠点には、ホンダソルテック製の100平米もあるソーラーパネルを屋根に貼った充電ステーションを設置。この設備だけでEV4台が1日40kmを走るだけの電力をまかなえる。






















以下はNew Tang Dynasty Televisionによる取材の様子。

一見EVの販売を始めた日産、三菱、プリウスが大成功しているトヨタに比べて遅れているイメージのあるホンダだが、今回の実証実験は、必要なエネルギーの生産から消費まで一貫して高効率に制御する、新たなビジネスモデルの構築を目指しており、伊東孝紳社長は「他社は太陽電池やコージェネレーション(熱電併給)システムまで持っていない」と自身たっぷり。また、「コージェネや太陽電池をクルマと組み合わせて、家庭にエネルギーのマネジメントシステムとして売る事業領域も狙っている」という。

2011年4月4日月曜日

EVは二輪車から普及していくと言われている。一輪車はどうでしょう?


EVというと電気自動車と思われがちだが、四輪ではなく二輪の電気バイクなどもEVである。そして確実に四輪車よりも二輪車の方が早く普及していくことになるだろうと言われている。電気自動車はどれもまだ高額で、補助金が出て、かつランニングコストが低いことを考えても、まだ一般層がすぐに手を出せるほどの値段までは下がってきていない。航続距離も、ガソリン車と電気自動車を比べると、まだ物足りない感じを受けてしまうが、原付と電気二輪車ならばその性能差はもうほとんどないとも言える。それだからか、電気バイクの方が親しみがわきやすいようで、このブログでも電気自転車より電気自転車の方が圧倒的に反応が良い。


アメリカのFocusDesignがつくったのは、電気一輪車。SBUという名は、Self-Barancing Unicycleの略。3つのジャイロセンサーを搭載し、姿勢を変えることによって運転する。直立に保つと加速、後ろか前に倒れ込むと減速、左右に体重をかければそちらへ曲がるのはセグウェイとほぼ同様。1000kWのブラシレスモーターをホイール右側に、サドル下に2時間でフル充電可能なバッテリーパックを備え、航続距離は19km。最高速度は16km/hとゆったり。

一輪の分、最初は慣れが必要で転びそうにもなるようだが、20分も乗っていれば慣れるということ。下はプロモーション動画。そのまま持ってトラムに乗り、プリウスにしまって去って行く様子は、これからの電気で変わる新しい移動体たちの世界を予感させる。

http://focusdesigns.com/

2011年4月3日日曜日

この震災の後でも、クリーン・テクノロジーとスマート・グリッド・バブル到来か?データとエネルギーの関係「Utility of the Future」


将来の電力業界の主役となったのは、GoogleIBMCisco SystemsIntelだ。その理由は何か。データだ。電力網の近代化とは、単に送電線を新たに敷設したり、スマートメータを設置したりすることではない。情報に関する大きな挑戦だ。有力なIT企業は、電力インフラをアップグレードするために、世界中のイニシアチブを活用しようとしている。2009年の記事なのでこの大震災を読み込んでいないが、世界の大きなトレンドは変わらないだろう。あるいは、原子力に対する不安からスマートグリッドをより効率的に稼働させ、太陽発電や風力発電とさらに統合させようとする新興企業をますます多数生みだすことになるだろう。
スマートグリッドは、クリーンテクノロジを対象とするベンチャーキャピタリストが好む分野の1つにもなっており、全体として見れば、それはバブルを生み出す。信頼性や二酸化炭素排出量削減の必要性、そしてよりテクノロジーに精通したエンドユーザーの登場。「転換点はすでに通過している。この分野で、途方もない量の資本を目にすることになるだろう」

「スマートグリッドでは、企業の数は少なく、より成熟している」その一方で、資金が殺到すれば、よりリスクの高いベンチャーが資金を得るということになる。「不合理なほどの潤沢さにはならないだろうが、不適切な投資も多少あり得る」


ソースは「超空洞からの贈り物」から

2011年4月2日土曜日

EV産業の利益の米(源泉)リチウムイオン電池市場は2020年には2兆円になる


4月からパナソニックの完全子会社となった三洋電機。昨年11月に開催した「Green Technology Forum」を開催し,蓄電事業の展望を説明した。太陽電池事業や民生向けリチウム(Li)イオン2次電池事業,車載向け2次電池事業に加え,大型蓄電事業を4本目の柱として取り組みを強化していく方針を示していた。
「パナソニック・グループの中で何が貢献できるのかを考えた場合,やはりエネルギー事業だろう。大型蓄電事業のシステム化を進めていくと同時に,さらにサイズを小さく,コストも低くしていく」という。

「プラグインハイブリッド車(PHEV)や電気自動車(EV)用の生産は三洋電機のみ。自動車メーカーは複数の選択肢を望んでおり,数種のラインアップを用意することで要望に応えることができる」と自信を見せた。同社の開発する車載向けLiイオン2次電池は,67社の自動車メーカーに供給される見通し。



2011年4月1日金曜日

面白くて、人のためになるので、ぜひ見てください。坂井直樹












このブログの共同執筆者の多治見智高(慶応SFC三年生)が、先ほど即興でプログラムを書きました。
☟面白くて、人のためになるので、ぜひ見てください。坂井直樹

ちょっと出かけるのに、巨大なスーツケースを持っていく人はいない。鞄かハンドバック(パーソナルモビリティー)だ。自動車は長距離ドライブを想定して作られている。旅行用スーツケースのようなものである。町中に不要な巨大スーツケースが走っている。平野宏和


僕の尊敬する平野宏和さんは、EV開発には欠かせない開発経験と鋭い認識を持っておられる数少ない方、僕のEVのメンターだと一方的に思っている、近いうちにお会いする予定がある。多いに学びたい。EVの神だ。"パーソナルモビリティについて",10 April 2010という平野宏和さんの膨大なTwitterのログからの一部。この内容を超える生きたEVの専門書は未だ出会ったことがない。僕は欠かさず読んでいる。
"電気自動車の1つのジャンルにパーソナルモビリティ(PM)とか、パーソナルトランスポーテーション(PT)とか呼ばれるものが存在する。米国のセグウェーや軽自動車より小さい乗り物の総称であるが、明確な定義はない。このPMはほとんどが電気を動力源としている。"前に都市空間との共生のことを書いたが、パーソナルモビリティは都市交通の新しい手段として、街全体のシステム構築をできる可能性がある。駐車場、道路の占有面の問題、積騒音の問題など、都市交通が抱える多くの問題を解決できる可能性がある。歩行が困難な人への移動手段としても利用可能である。


"また電気を動力源としているため、環境負荷がきわめて小さい。排出ガスがなく、騒音も少なく、小さいから駐車スペースもとらない。CO2の発生量で計算すると、重量が100kg以下のPMの場合、CO2の発生量は人間のジョギング時とほぼ同等である。"乗り物としても新感覚のものである。立乗りのセグウエーは、初期のモデルから、比較的新しいモデルまで、コンファレンスなどで乗れる機会があったが、なかなか面白い乗り物である。少しスキー感覚に近い操縦感覚だ。

"大手の自動車メーカ各社は、ほとんどすべてがこの研究を行っている。車両が小さくなって、重心も高くなるので、制御技術が難しくなる。ロボットの制御のノウハウを活用していると思われる会社もある"このような開発がかなり真剣に行われる背景には、自動車と2輪車の中間解の乗り物が、都市交通として、又個人の移動手段として、本当は最適なのではないかという発想がある。"統計的には、車の1回の平均走行距離は10kmくらいしかない。乗っている時間も10分程度が最も多い。都市の交通では渋滞で、平均速度も低い。今の自動車は、このような用途には、あまりにも巨大すぎる。

"よく例として言うのだが、ちょっと出かけるのに、スーツケースを持ていく人はいない。鞄かハンドバックだ。自動車は長距離ドライブを想定して作られている。言ってみれば旅行用スーツケースのようなものである。これを全員が持って街の中を歩いているのが、いまの自動車と街の関係なのではないかと。"このパーソナルモビリティーは、まだ各社の試行が続くであろう。ニーズにぴったりあったものが発明されたときに、一気にトランスポーテーションの価値観が変わって爆発的にPMが増えるかもしれない。
平野宏和@Hirokazu_Hirano Kanagawa, JapanParadigm shift is coming. We have to ready for the new paradigm.http://twilog.org/Hirokazu_Hirano/date-100328/asc

平野宏和さん/元 慶應義塾大学SFC研究所 上席所員/  オーテックジャパン シニアエキスパート(超小型EV)/  日産自動車 次席チーフプロダクトスペシャリスト(ハイパーミニ)/  Nissan Research & Development (USA) Manager(電気自動車企画)米国、日産、オーテックで電気自動車の戦略、商品企画、プロジェクトマネジメントを17年間担当してきました。(平野宏和)

ハイパーミニはプロジェクトを取りまとめ、現在はハイパーミニのオーナーです。発売になってすぐに、販売会社でハイパーミニを注文しました。毎日の通勤や、買い物に 使っています。電気自動車は、環境、エネルギーの面が強調されますが、シルキーな加速性能、音の静かさ、エネルギーコストの低さなど自動車として、すばらしい魅力を持っています。このWebでは電気自動車の魅力について語るとともに、今変わろうとしているパラダイムの中で、我々は何をなすべきなのかについて、皆さんと一緒に考えて生きたいと思います。(平野宏和)http://www.itsev.com/j/aboutus_j.html