2011年2月17日木曜日

空気の力で走る電気自動車は本当にエコ?


フランスのMotor Development International(MDI)社が開発している、圧縮空気エネルギーによる自動車。圧縮空気車は、シリンダー内に貯蔵した圧縮空気を使ってエンジン内のピストンを駆動して走る。技術時代は古く、20世紀始めから存在しているが、いまだに実用には至っていない。上の写真の車両は4人乗りのコンセプトカー「AirPod」。リンク先によると、175リットルの圧縮空気でシングルピストン・エンジンを稼働。一回の充填で217キロメートル走行が可能、最高時速は70キロという。インドのTata Motors社と、米国の新興企業Zero Emissions Motors社が、MDI社からライセンス供与している。

しかし、米国の研究者Andrew Papson氏らのグループによると、「圧縮空気車のライフサイクルを分析したところ、結果についてかなり楽観的に想定した場合でさえ、必要となる主要エネルギーや温室効果ガスの放出、ライフサイクルにかかる費用の点で、バッテリー式電気自動車よりも劣ることが判明した。」とのことだ。本当のところはどうなのだろうか。

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