2011年12月31日土曜日

今後クルマは短距離、中距離、長距離とに分かれ内燃機関、ハイブリッド、EVなどの動力機関が選ばれるだろう。そういう近未来の短距離選手として可能性がある。



















以外と活況を呈した東京ビッグサイトでの「東京モーターショー2011に行った。中でもスズキのQ-Concept (キュー・コンセプト)の快活なデザインが案外気に入った。今後クルマは短距離、中距離、長距離とに分かれ内燃機関、ハイブリッド、EVなどの動力機関が選ばれるだろう。そういう近未来の短距離選手として可能性があるのでは、、

以下http://autoc-one.jpから引用。
半径10km程度の生活圏の移動用として、既存の二輪と四輪の中間に位置付けられる全長2.5m、前後2人乗りの全く新しいカテゴリーのモビリティ。自動車に比べ小回りが利き、駐車場等のスペースをとらないこと、二輪車に比べてキャビンがあることから、自動車よりも乗りやすく、二輪車よりも気軽に快適に使えるモビリティとして、買物、通勤、通院、子供の送迎等日常生活での短距離移動に便利な乗り物を目指した。

2011年12月20日火曜日

シンガポールの近未来を想定してつくられたMobility Concept "Gemini"

"Gemini"という近未来のシンガポールの都市を想定してつくられたMobility Concept。シェアリングで使われるためのモビリティモジュール群。Florian Abendschein| Paul Bart | Marvin Bratke | Simon Rauchbart | Daniel Tudmanらによる卒業制作。
構成モジュールは、LA、GI、LAGI、LALAの4つ。

LAは最も基本となるモジュール。横並び2人乗りの小型モビリティ。2輪でセグウェイと同じようにバランスをとって進む。そのLAにつけるAddオンユニットがGI。高速走行に向けて安定感を増すための1輪だ。
この2つを合体したのがトライクLAGI。それに対して、LAを2つ連結したその名もLALAは、4輪4人乗りのマイクロカー。

2011年12月17日土曜日

ヤマハ発動機は、第42回東京モーターショー2011に自転車のようなバイク「Y125もえぎ(MOEGI)」を出品

世界のスタンダードクラスとされる125ccエンジンを搭載し、軽量でスリムな車体との組み合わせにより、自転車のような親しみやすさを併せ持つコンセプトモデル。低燃費とやさしい乗り心地を追求した。 EVで出して欲しかったですね。















世界のスタンダードクラスとされる125 CCエンジンを搭載し、軽量かつスリムな車体との組み合わせにより、低燃費とやさしい乗り心地を追求した。と語る。

2011年12月5日月曜日

車いすユーザーから始まるパーソナルモビリティWHILL


「100m先のコンビニをあきらめてしまう。」 というとある車いすユーザーのひとことをきっかけに2010年7月に始まった、パーソナルモビリティのプロジェクト、「WHILL」。車いすに取り付けることによって、20km/hで走るという爽快感と運転の愉しみをつけたす。5km圏を移動するための、自転車や原付に代わる新しいモビリティ。Smart aggressive flightをデザインコンセプトに開発された車体は翼のようでかっこいい。


WHILLのメンバーは、元々日産のカーデザイナーだった杉江 理さんをはじめとして、プロジェクトに共感したエンジニア、デザイナー、マーケターなど様々なバックグラウンドを持つ10数名。そのうちひとり細田純平くんはSFC坂井研の卒業生だ。神奈川県総合リハビリテーションセンターとJ-workout株式会社をパートナーに開発が進んでいる。

現在東京ビッグサイトで開催中の東京モーターショーで展示中。場所は西展示棟4F カロッツェリアエリア CZ05ブース。

p_WHILL from campfirejp on Vimeo.

2011年11月30日水曜日

おおきなスマートフォンの塊のようなクルマ


FUN TO DRIVE, AGAINとしてもりあがっているようにみえるトヨタから発表された近未来コンセプト。クルマの表面すべてがまるでスマートフォンのようにタッチパネル画面になっているという「Fun Vii」。

クルマと通信技術の融合を目指すトヨタがここによく表れている。その日の気分などによって外壁の色をかえることもできるし、生体認証でのドライバーの見分けなども可能。

豊田章男社長は「スマホに四つタイヤをつけた車があってもいいと考えた。コミュニケーションの性能を磨けば、車の可能性は無限大に広がる」と語る。

2011年11月28日月曜日

Autonomoという完全自律走行車群のコンセプト


近未来のグリーンコミュニティーを想定してかんがえられた自律走行車のコンセプトAutonomo。世界中の都市で問題になっている渋滞をなくすために考えられたという。

お互いの位置を認識しあって群れのように完全自律で動く自動車の集団。インスピレーションは、魚の群れ、鳥の群れ、そして自転車ロードレースの集団走行だという。

群れでの動きを限りなく効率化するために考えられた流線型のフォルムが未来的でかっこいい。天井には太陽光パネルも装備する、ひとりのりシティーコミューンEV。

車両には完全自自律走行をささえるために、コンピューターと、たくさんのセンサーがついている。

確かに前後ぴったりくっついて、消費エネルギーを最小におさえようとする姿は自転車ロードレースのように見える。

映像もかっこいい。上の画像ではわからなかったが、タイヤが独特の動きをすることがわかる。ホイールとして、普通の回転もするが、そのまわりについたゴムが回転することによって、いわゆるホイールの向きと直角の方向にすすむことができるようだ。


ソース
http://www.behance.net/gallery/Autonomo-2030-Concept-Autonomous-Mobility/2422404

2011年11月26日土曜日

「2040年にはハイブリッド車が姿を消す?」2020年には自動車の売り上げのうち3%がプラグイン・ハイブリッド車に、1%が電気自動車になる。また2040年には現在のハイブリッド車の新規売り上げに占める割合は0%になり、2050年には電気自動車と燃料電池自動車のみで100%になると予測している。

日経ビジネスにショッキングな記事が書かれていた。「2040年にはハイブリッド車が姿を消す?」この根拠はEVを巡るビジネスモデル。例えば古くなった電池を、ソーラー発電マンションや、電力会社の変電所などに設置して活用。こうした電池の再利用まで視野に入れると、電気自動車のコストが相殺されて、結果として安くなる可能性がある。など、5つのビジネスモデルが提案されている。
















上記は、2009年にカリフォルニア州大気資源局CARBが示した、乗用車の新規売上のロードマップ。シナリオでは、2020年には自動車の新規売り上げのうち3%がプラグイン・ハイブリッド車、1%が電気自動車。また2040年には現在のハイブリッド車の新規売り上げに占める割合は0%になり、2050年には電気自動車と燃料電池自動車のみで100%になると予測している。

2011年11月18日金曜日

日産自動車は、2人乗り超小型電動車「ニッサン・ニュー・モビリティー・コンセプト」は公道走行を可能とするための大臣認定を国土交通省から取得した。
















日産の2人乗り超小型電動車は、仏ルノーの小型EV Twizy をベースにした車で、車体は全長234cm×全幅119cm×全高145cm。このクルマは大量に街の中に存在して欲しい。リチウムイオン電池を搭載し、1回の充電で約100キロ走る。日産自動車株式は9月29日、乗車定員2名の100%電動コンセプト車両「NISSAN New Mobility CONCEPT」の公道走行を可能とするための大臣認定を国土交通省から取得したと発表した。

日産自動車は、2人乗り超小型電動車「ニッサン・ニュー・モビリティー・コンセプト」の公道走行実験を行った。横浜市で公道走行によるデータ収集や超小型電動車を活用した地域交通システムのあり方の検証を行った。

2011年11月9日水曜日

日産PIVOついに三代目。自分で充電場所に帰るというルンバのようなEV


日産が12月に開催される東京モーターショーにてコンセプトモデル「PIVO 3」を披露すると発表した。


Nissan PIVOといえば、2005年の東京モーターショーで初披露(正確にはその前に日産ギャラリーで先行展示)されたコンセプトカーで、一番の特徴はキャビンが360°回転するところだ。バイワイヤ技術により、操作系を間接接続しているため、上部を無限に回転させることができる。当時の海外の記事を読むと、「Death of the reverse gear」と書いてある。


その2年後、2007年の東京モーターショーにPIVO 2として再び登場。今でこそEVの「普通」となった4輪インホイールモーター「メタモ・システム」を採用。ダッシュボードには、運転者の顔を認識するロボティック・エージェントが搭載されていた。


そして2011年、4年のときを経てPIVOが再び姿を現した。エクステリアはずいぶん今考えられる「クルマ」に近づいた。上半分がぐるぐる回る仕様ではなくなったが、タイヤを通常の5割増近くの75度まで回転可能で、幅が4メートルあればUターンできる設計。実質的にバック不要ということで、「Death of the reverse gear」の要素は受け継いだ。
注目したいのは、乗車したいときにスマートフォンで呼び出せばやってきてくれて、降車したときには自分で充電場所へかえってくれるという、自動運転機能。映画ナイトライダーの世界が近づいてきている。

2011年11月8日火曜日

オーストラリアのEVスーパーカーがもうすぐ!


創業125年の歴史を誇るオーストラリアの重工業メーカー、VARLEY。その子会社であるVARLEY ELECTRIC VEHICLESがつくったEVスーパーカー「eVR450」が、ブリスベーンで開催された第3回オーストリアEVカンファレンスにおいて初公開された。

これまでは商用のEVなどの開発をおこなっていたが、今回はそのノウハウや技術などをスポーツカーに応用した。
0-100km/h加速3.8秒、最高速はリミッターで200km/h、航続距離はノーマルで150kmまで、オプション装備で300kmまで増やすことが可能という。近年中に20万オーストラリアドル(約1620万円)で発売する予定。Varley Electric Vehicles社のdivision managerのJohn Bettini氏は「"You could expect seeing it on Queensland roads as early as January 2012" 2012年1月には、eVR450をクイーンズランドの公道で試す機会が来るでしょう」と語る。

2011年11月7日月曜日

テスラがメルセデスベンツにEVの技術提供


米のEVベンチャーTesla Motorsは2日、独ダイムラーの高級車ブランド「メルセデスベンツ」向けとして、EV用のバッテリー・モーターなどの基幹技術の提供をおこなうと発表した。テスラは既に、トヨタ自動車のスポーツ用多目的車への技術提供を決定済み。これまでダイムラーにはSmart向けとしてバッテリーの供給を試験的におこなっていたが、メルセデスベンツとなると、トヨタにつづく本格的なEVの技術外販となる。

メルセデスベンツが独自に開発してきたEV「MERCEDES SLS AMG E-CELL」を中心とするE-CELLの技術とどう合流していくかが気になるところ。詳細はまだ非公表だが、ネット経由で開いた決算発表会にてイーロン・マスクCEOが「年末ごろには明らかにできると思う」と語った。

ドイツのダイムラーやトヨタ自動車、パナソニックを株主に持つテスラの7~9月期決算は、売上高こそRoadsterの販売量増で前年同期比85%増の5700万ドルとなったが、純損益は前年同期の3400万ドルから6500万ドルと赤字幅が拡大した。しかし赤字の原因となった開発費などがかさんでいた新型高級セダン「model S」の来年発売分は既に完売。イーロン・マスクCEOは、「モデルSの販売が軌道に乗れば、2013年には黒字転換できるだろう」との見通しを示している。

2011年11月6日日曜日

50社を超える企業が共同で製作したオープンソースの電気自動車 『StreetScooter』

7,000ドルの電気自動車がドイツで発売される。最高時速は約119km、航続距離は約129km。各社が独自のモジュールを製造することで、カスタマイズのしやすさが高まる。そして短期間かつ低コストで製造出来る。

















この車の開発は、自動車部品メーカー、テクノロジー企業、ソフトウェア 開発企業が参加する共同プロジェクトに発展した。それぞれが、注文製造するのではなく、創造的に参加している点はソフトウエアではリナックスが行ったことと似ている点がある。 (記事ソースはwiredから)http://bit.ly/rAH1rr

2011年11月1日火曜日

今夜、横浜マリンタワーが日産LEAFの電力で点灯!



山下公園に隣接してたっている、横浜港のシンボル、横浜マリンタワー。かつては灯台としても機能していたが、いまは横浜を象徴するモニュメントとしての存在だ。海からでも陸からでもどこからどの角度で見ても同じ形に見えるために10角形になっているという。1961年に建設されてから、今年で開業50周年となった。


日産の電気自動車LEAF。どんどん街中で見かける回数も増えてきている。8月にゼロエミッション社会の実現に向けた包括的な取り組みの一環として、搭載している駆動用のリチウムイオンバッテリーから一般住宅へ電力供給するシステムが公開された。


この給電システムを利用して、横浜マリンタワーを点灯してしまおう、というのが今夜のイベントだ。電気自動車が、自らが走ること以外に、蓄電、そして街や家庭の電源となる時代がきたことの幕開け的行事だ。横浜マリンタワー名誉館長の横山 剣(クレイジーケンバンド)による点灯セレモニーは17:00から。Ustreamでも配信http://www.ustream.tv/channel/nissanev








Live video from your Android device on Ustream

2011年10月24日月曜日

CHEVROLETの2人乗りコンセプトEV「EN-V」実証実験がもうすぐ始まる?


米GMが開発中の二人乗りEVシティーコミューターの「EN-V」。昨年の上海万博でコンセプトモデルが初披露された。EN-Vとは、Electric Networked-Vehicle(ネットワーク化された電動車輛)の略称。「2030年までに80億という世界人口のうち、約60パーセントが都市生活者となることが予想され、都市部での渋滞や環境問題をクリアできるような移動手段を提供する」ことを開発コンセプトとしている。
Segwayと技術協力して、P.U.M.A(Personal Urban Mobility & Accessibility)というプロジェクト名で開発されてきた。リチウムイオンバッテリーを搭載、一般家庭用コンセントで充電でき、一度の充電での最大航続距離は40km、最高速度は40km/h。

ネットワークビークルと言うだけあって、車輛間通信や距離検出技術とGPSを組みあわせることで、自律走行する。これによって、通常自動車を運転することができない人がのることができ、また渋滞も半自動的に回避解消できるという。このEN-Vを活用することによる問題解決能力などをはかるため、世界各国の厳選した大都市での実証試験プログラムが検討されている。GMの先進技術車輛コンセプトディレクターのクリス・ボローニ=バード氏は、「シボレーは、試験実証プログラムの実施(参加)場所として、米国を含め、世界各地を検討する」と述べる。すでに今年4月には、GMと中新天津eco-シティ投資開発(SSTEC)が、天津eco-シティにEN-Vが最適化するように、電力、通信、物的なインフラ面で協力することに合意している。

「電気推進、センサー、無線通信、GPSベースのナビゲーションを駆使したこの技術プラットフォームは、EN-Vのコンセプトから他の自動車へと伝搬し、将来はさらに安全でクリーンな車両が生まれる可能性があります」「ゼロ・エミッションで渋滞や衝突事故も回避できるEN-Vは、主要市場の交通機関に改革を起こすだろう。GMはこれまでにないほどファッショナブルで快適、安全、クリーンな、理想の都市交通のソリューションを提供する」

CHEVROLETnoEN-V

2011年10月21日金曜日

Back to the Future! De Lorean DMC-12がEVになって帰ってくる!

バックトゥーザフューチャーでおなじみのデロリアンが、EVとなって30年のときを経て未来に帰ってくる!



1985年に制作放映され、公開当時全米で『フューチャー現象』と呼ばれるブームが生まれるほど大ヒットしたSF映画「Back to the Future」。劇中にて、ドクことエメット・ブラウン博士が、タイムマシンのベース車として採用したのが、自ら愛車として乗っていた、De Lorean DMC-12だ。ドクが改造のベースにした理由は、「ステンレスボディーがタイムマシンにとって都合がいい」ことと「見た目がかっこいい」こと。



当時米GMの副社長であったJohn Z De Loreanが、理想の車を作るためにGMを辞職し、1975年10月24日に独立して自ら設立したのがデロリアン・モーター・カンパニー(Delorean Motor Company Ltd. 、DMC)。長い開発期間を経て、1982年の会社解散までの間に登場した唯一のモデルが、DMC-12だった。イタリア人工業デザイナーのGiorgetto Giugiaroが「製造から何年経っても輝きを失わないクルマ」というコンセプトでデザインし、ロータス・カーズがメカニカル設計を請け負った。なんといっても特徴は、無塗装のステンレスボディだ。



マニアの多いカルトカー。伝説の名車。2月の記事「EVデロリアンと実証試験中のMINI Eの2ショット。」でもとりあげたように、日本EVクラブ広島支部の藤井智康氏を中心とした有志のグループがコンバートEV化をおこなっている。



しかし、今回のニュースは、倒産した旧DMC社の設備や商標を、1995年に引き継いだ新デロリアン・モーター・カンパニーのオーナーである起業家のStephen Wynne氏が、EVヴェンチャーのEpic EVと協力し、DMC-12を2013年までにEV化して生産するという話。基本デザインはほぼオリジナル通りだという。パワーはオリジナルの130馬力の二倍である260馬力、最高速度は時速200kmという。2013年の市販を目指し、開発中。価格は9万ドルから10万ドルの予定。



ただし上記のデロリアンEV化計画の方が書いているところによると、ステンレスボディーのクルマは、安全基準などの法改正により、アメリカでは新規登録ができないという。もちろん日本でも不可。外装がステンレスでなくなってしまうのか、それとも何か別の策があるのか。米EVデロリアンの2年後が待ち遠しい。そして、広島のデロリアンも「ならば私のEVデロリアンは単なるコンバートEVではない、皆さんに未来を感じていただけるようなEVにしたいですね。プランはすでに動いています。今後の「デロリアンEV化計画」にぜひご期待ください!」とのこと。こちらも期待大だ。

2011年10月19日水曜日

EVをAndroidスマートフォンからリモート操作!


大好評の日産のEVリーフ。街中にいて、目にすることもずいぶん多くなってきた。高速道路のパーキングで充電しているところにも、よく遭遇する。このリーフを、Androidスマホからリモート操作できるアプリが、日産から発表された。1月にすでに発表されているiPhoneアプリのAndroid版。
専用の情報通信システムを有し、スマホの画面で、走行履歴の確認やバッテリーの状態管理を確認できる。普通充電と急速充電を使った場合の充電完了までの残り時間や、残り充電量でのエアコン有り無しそれぞれの状態下での航続可能距離なども可視化される。

(映像はiPhoneアプリ)
また、エアコンと充電開始終了をリモートで操作可能。乗車の少し前からエアコンを入れておいたり、乗車開始時間にあわせて、充電完了時間を予約しておくこともできる。

2011年10月18日火曜日

クルマからインパネがなくなる、映画の中のような未来がもうすぐ来る。


BMWの新しい6シリーズに搭載される予定のヘッドアップディスプレイ。映画に出てくるクルマが近づいてきた。


100km/hで走行中に、現状のインパネのスピードメーターを見ようと、視線をずらすと、その間に約28m進んでしまうと言う。普段は気にしないことではあるが、そういわれると確かに危険なことだ。この危険を少しでもとりのぞこうということでつくられたのが、このヘッドアップディスプレイ。
近未来SF映画の中のクルマのように、フロントウィンドウに、直接情報がうつしだされる。これなら前をみたまま、スピードが確認できる。


カーナビのような役割も、フロントディスプレイが果たす。AR関連の技術もどんどん投入されていきそうだ。Androidで開発、アプリを追加できる、とかになっていったら便利そう。

ソースはIDEA*IDEAとbmwblog

2011年10月17日月曜日

電気飛行機の時代がやってくる。

海の向こうでは10月初旬、環境適合(電気)飛行機のコンペがありました。
下記の写真です13機飛行し、3機は 200mile 2時間飛行を成功させています。もとJAXAの泉耕二さんからの情報。


2011年10月8日土曜日

高床式倉庫を模した?宇宙船のようにもみえる動くスマートハウス!


幕張メッセで開催中のCEATEC。元は家電の展示会で、少し前まではテレビが主役だったが、今年は東京モーターショーが復活したのかと思った、という記事もみかけるくらい、EVが主役となっている。ここでひときわ目立っていたのが、日産のスマートハウス「NSH-2012」。EVリーフを中心に考えられた家は、まるで宇宙船のようにもみえる独特なつくり。スペース効率の最大化のため、日本古来の高床式倉庫の形式を採用、多面体の居室部分下に、リーフがぴったりおさまるスペースが用意されている。


脚の接地する部分はタイヤになっており、家自体も移動することができる。デザインを日産が担当し、建築、土木など約50社が関わり完成された。リーフの給電機能“LEAF to Home”と、屋根の上につけられたソーラーパネル、燃料電池を使用して、グリッド送電網に頼らずエネルギー的に自立するスマートハウスだ。日産自動車の鈴木伸典テクノロジーマーケティング室室長は、「(この住宅は)パソコンでいうならノートパソコンみたいなもの。自動車会社が提案する住宅としてタイヤを持ち、系統電力から切って、自由に自分のライフスタイルを表現できるようにしたかった」という。しかし販売の予定はない。

日産COOの志賀俊之氏へのインタビュー映像。

2011年10月6日木曜日

8分で充電できる超急速EV充電器。まずはバスから。


「Super RAPIDAS」という超急速EV充電器の実証実験が成功した。これまでのものに比べ大幅に短縮し、5分で50%、8分で80%充電できる。従来は80%の充電には約30分程度を必要としていた。これを実現させたのは、エネルギーシステム関連のエンジニアリング企業のJFEエンジニアリング。充電器側にも蓄電池を搭載することで、たくわえた電力を一気に放出することで、高速充電を可能にした。報道陣の前での公開実験では日産のダットサンフェアレディを自社で改造したEVを使用。8分の充電で航続距離は150km。


「充電用コネクタは海外規格品を使った。ただし、通信プロトコルなどはCHAdeMOと合わせられるように作った」(JFEエンジ)ということで、現在走っているリーフなどのEVのCHAdeMO規格とは非互換。今後は「慶應SFC清水研究会といすゞなど13社と神奈川県の産公学連携によるEVバスがお披露目。」で紹介したEVバスを使用し、神奈川中央交通など県内のバス会社と協力の上で実際の乗客を乗せて走行実験をおこなっていく予定。

2011年10月4日火曜日

パリでEVシェア「オートリブ」の試験運用が始まった


パリでEVのシェアリングプロジェクト「オートリブ」が開始された。2009年にベルトラン・ドラノエ市長が公言してから、準備がおこなわれてきたものが実現した。電池製造を本業とするボロレのつくったEV「BlueCar」を採用。ブルーカーの車体デザインは、ボロレと関係のあった、フェラーリやマセラティで知られるピニンファリーナが担当した。上の動画は、オープニングにあわせて、66台のブルーカー軍団がパリの街を走る様子。大群でのひゅいーんというEV走行音が面白い。


運転免許証、IDカード、クレジットカードがあれば充電ステーションから充電ステーションまで、借りることができる。一日、一週間、一年と様々な登録料金プランが用意され、さらに使ったときには30分5ユーロ〜の利用料。
今回動き始めたのは66台と33箇所の充電ステーション。正式運用開始の12月には、250台250ステーション、その後は月300台ペースで増やしていき、来年夏までに2000台、1100ステーション規模となる計画。最終目標は、パリと近隣の45市町村で、3000台、6600ステーションという。

2011年10月3日月曜日

TESLAが高級セダン「モデルS」を生産する新工場を公開


Roadsterで有名なEVメーカーのTESLA Motorsが、2012年から販売する、第二弾の車種、高級セダン「モデルS」を生産する工場を公開した。米カリフォルニア州にある、GMとトヨタの旧合弁会社NUMMIの工場の一部、46万4500平米を昨年買い取ったもの。大型機械、ロボットなど生産に必要な機械類もそろっている。年内に本格稼働する。


量産化に備え、現在200人の工場従業員を1000人に増やす予定。既に来年販売分の6000台は完売しているモデルS。2012年半ばから年2万台ペースの量産を開始、13年には4万台体制になる予定。


0-100km/h加速は5.5秒、運転席には17インチの液晶画面が設置される。CEOのイーロンマスクは「欧州の高級セダンに対抗できる」と語っている。

2011年10月1日土曜日

BMWモトラッドの電動オートバイコンセプト「e-concept」



BMWの二輪部門であるBMWモトラッドが公開した映像。電動オートバイクのコンセプトモデル「e-concept」のものだ。BMWのi3や、i8に続き、クリーンモビリティの近未来世界を焦点に開発された。近い将来の市販化が予定される次世代モビリティ。
家庭用電源から充電可能で、フル充電に必要な時間は3時間。最大航続距離は100km。



ビッグスクーターのようにも見えるスタイリングは、市街での移動ツール=お洒落なファッションアイテムでなければならないというBMWの宣言のようにもとれる。この宣伝の映像や写真には美女が。これについてはこちらを読んでください→「美女がいないと商品は売れない」と、良く言います。そのマーケティングの謎は?

2011年9月29日木曜日

三輪車のようにも見えるEVシティコミューターコンセプト「VELV」



フランスパリで開催されている「ADEME(フランス環境エネルギー管理庁)イノベーションフォーラム」にて公開されたコンセプトEV「VELV」。PSAプジョーシトロエンの考える近未来のシティーコミューターだ。特徴的な外観をしている。トレッド幅を限界まで狭めて三輪車のようにも見える後輪、羽を広げたように開くガルウィングドア。最小回転半径3.6mと小回りが効く。しかし3人乗車と中は広い。


最大出力27psという決してハイパワーではないモーターを採用しているが、車重650kgという軽量さによって最高速110kmを実現。二次電池として蓄電容量8.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、1回の充電で最大航続距離は100km。どちらも他メーカーのスポーティーEVなどに比べると小さい数字だが、シティーコミューターとして捉えれば十分の性能だ。

2011年9月26日月曜日

宙に浮くE-CELLの骨


2月に書いた「EVはクールさではガソリン車にかなわない、を否定する。」という記事でも取り上げた、カッコよくて速いEVの代表格的存在ともいえる、MERCEDES SLS AMG E-CELL。4輪それぞれにモーターを搭載し、最大出力533ps、最大トルク89.7kgmをほこる。0-100km/h加速は4秒と、ベース車SLS AMGの3.8秒にかなり迫っている。
フランクフルトモーターショーで一風変わった展示がされ、話題をよんだ。E-CELLの骨格だけが宙に浮かんで展示された。車体の骨の展示は、21_21の骨展を思い出す。これはCFRPとアルミで構成されたE-CELLの軽量かつ強固なボディの運動能力と安全性の両立を示すためのもの。開発は順調とのことで、2013年には市販される予定。

2011年9月25日日曜日

EVの車載インフォテインメントシステムもAndroid OS


欧州のITサービスプロバイダTietoが発表、デモンストレーションを披露した、EV用の次世代車載インフォテインメントシステム。フランクフルトモーターショーにも出展されている。このシステムは、スマートフォンやタブレットでおなじみのAndroid OSを採用し、それらと同じように、全ての動作をタッチでおこなえる。
アプリケーションのダウンロードインストールによる機能追加も、スマホなどと同様。EVの電池残量や、そこからわかる航続可能距離などを表示するアプリや、最寄りの充電ステーション検索アプリなどが考えられている。無線LAN、Bluetooth、USB、microSDなどスマホ、タブレットと同じ外部との通信・接続方法を持ち、クラウドとも連携する。
すでにiPadや、BlackBerryを個人的にカーナビとして使用している人もいる。メーカーのコンセプトカーに埋め込み搭載されている場合もある。これらとの違いをどうやって出していくかが今後のカギとなりそうだ。

2011年9月23日金曜日

東レの材料をゴードン・マレーがデザインした超軽量EV


東京国際フォーラムで開催された、「東レ先端材料展2011」で公開された、東レの新しい炭素繊維などでつくられたコンセプトEV「TEEWAVE(ティーウェイヴ)AR1」。「東レのエコロジーとエフィシエント技術で新たな波を起こす」ために「コンセプトに約3か月、製作に約9か月かけ、この8月末に完成しました」と同社関係者が語る力作だ。三菱ケミカルと帝人も既に自社の素材のアピールのためにEVをつくっているが、それらとの違いは、ナンバーを取得していて公道を走れるという点。


このEVのデザインを担当したのがゴードンマレーデザイン社。マクラーレンF1をデザインしたことで知られるゴードンマレー氏ひきいるデザイン会社で、自社でもシティーコミューターEV「T.27」を開発している。(Gordon Murray Design社の小型EV「T.27」)東レのカーボンファイバーをはじめとした新素材によって、240kgのバッテリーを含めて、車重は846kgと軽量に仕上がっている。最大出力64ps、最大トルク18.3kgmのモーターを搭載し、0-100km/h加速は11.4秒、最高速は147km/h。16kWhのリチウムイオンバッテリーは満充電約6時間で、最大航続距離は186km。



東レ関係者は「次は4人乗りの車に挑戦したい」と語っている。

ソースはレスポンス

2011年9月22日木曜日

フィスカーのレンジエクステンダーEVの第二弾が登場



デンマーク出身、元アストンマーチンの自動車デザイナーのヘンリクフィスカーが2007年に起業したEV/PHVベンチャーのフィスカーオートモーティブ。2012年より製造販売が決定している4ドアスポーツのカルマに続く、第二弾として、4ドアワゴン「サーフ」が、フランクフルトモーターショーで公開された。カルマのコンポーネントをベースとして、そのボディ後部を延ばし、荷室を持たせるシューティングブレークスタイルというのが特徴的な点。

カルマは発電専用エンジンを搭載するレンジエクステンダーEV。最大出力403ps、最大トルク132.6kgmのモーターを2つ搭載し、0-96km/h加速5.9秒、最高速度201km/hを実現。家庭用電源から充電できる二次電池は蓄電容量22kWhのリチウムイオンバッテリーで、無充電で80km/h走行可能。電池容量が少なくなると、エンジンが起動し、この充電によって最大航続距離は480kmまでのびる。またカルマは、「マルチスピードギアボックス」と命名された独自の新技術EV用トランスミッションを装備することにより、ブガッティが誇る世界最高のスーパーカーヴェイロンに並ぶパフォーマンスを実現するとも主張されている。

シューティングブレークとは、通常の車両のリア部分を延長あるいは拡大し、ステーションワゴンに類似の形状とすることによって確保した、広いリアスペースに、猟銃や猟犬、仕留めた獲物を乗せることを目的とするもので、外部ビルダーによって高級カスタム車として作られることがほとんどで、現行の自動車メーカーがつくっているものでは、フェラーリFFが唯一の存在である。
「サーフ」は2013年に発売予定。

2011年9月21日水曜日

あなたの愛車はいくらで電気自動車に生まれ変わるのか?



「コンバートEV見積ナビ」というWebサイトが始まった。EV化の流れが押し寄せてきている昨今、日産リーフや三菱i-Mievなど各社から様々なEVが発売されてきてはいるが、それでも私はこのクルマに乗り続けたい、と思う方も、それなりの人数はいるのであろう。既存のガソリン車を電気自動車にコンバート=改造する業者が全国にたくさん出てきた。多くは小さな街の自動車整備工場のようなところである。「『コンバージョンEV』事業は、大手メーカーではなく、全国の地場産業が主役となり、地方経済の活性化への効果が大きく、これまで「縁の下の力持ち」であった、町の自動車整備工場、ガソリンスタンド、自動車解体業者などが、EVビジネスへの新規参入に意欲的に動きはじめました。」(サイト内案内文より) いま注目されつつある、この改造EVビジネスの流れを円滑にするべく生まれたのがこのサイトというわけだ。利用者は、匿名、無料でサイトに登録している複数の改造EV業者から見積もりをとることができる。必ずしも新しい「電気自動車」を買わなくても良いという選択肢が選びやすくなるのは、旧い自動車好きにとっては良い流れではないだろうか。

コンバートEV見積ナビ